カラー複合機は、ペーパーレス化が進んでいると言われるものの、ビジネスの現場では、まだまだ重要度は高い存在です。多彩な機種がある中でも、今回はA3用紙に対応しているモデルを紹介していきます。A3用紙はかなり大きなサイズとなるので、対応しているモデルを探すのは中々大変かも知れません。
この記事では利用者の満足度が高めな、人気機種を中心にピックアップし、特徴やおすすめのポイントをまとめています。是非、参考にして下さい。
目次
1.省スペースな小型モデル
SOHOなどでの小規模なオフィスでも嵩張らず、使いやすい省スペースなカラー複合機を見ていきます。A3用紙対応でも、コンパクトに納まっている機種は多数あるので、大きすぎず且つ価格的にもリーズナブルな一台を探している方にはぴったりです。
EPSONから発売されているビジネスインクジェット「PX-M5081F」は総合的にバランスの良い一台となっています。解像度は高めで綺麗に印刷できる他、インクジェットながら顔料インクを使えるため、印刷物の劣化に強い点も魅力です。
インクは独立タイプですから、空になったものだけを交換できるので経済的。消費電力も18Wと控えめですが、カラーでも1分間に10枚の印刷が可能となっており、性能の低いレーザープリンターよりもスピーディーに仕上がります。使い勝手の面では、USBの他に無線・有線LAN接続が可能で便利です。インターネット経由でドライバを自動で取得するので、セットアップも簡単となっています。
ブラザーが手がけたプリビオワークス「MFC-J6980CDW」は高性能な一台。上記の「PX-M5081F」に比べると少々、価格帯は上となりますが、その分は優れたパフォーマンスが武器です。まず、印刷速度に優れており、カラーで1分間に20枚、モノクロならば22枚も印刷可能となっています。
この印刷速度は最大のウリと言え、利用者からも多数の高評価を獲得しました。この機種はフチ無し印刷に対応しており、全面に綺麗な印刷を行うことができるのも魅力。こちらも顔料インクに対応しており、カートリッジは独立4色で経済的です。接続インターフェイスはUSBと各種LANに対応している他、ドライバも自動ダウンロードで利便性は高め。
こちらもブラザーの製品ですが、プリビオワークス「MFC-J6995CDW」は上記の「MFC-J6980CDW」の上位機種となります。
「MFC-J6995CDW」はスペック上では「MFC-J6980CDW」とあまり違いは無いのですが、このモデルのほうがメモリ容量が2倍もある他に、原稿サイズの自動読み取り機能や、用紙切れを検知して知らせてくれる機能などが搭載されており、使い勝手が向上。
上位機種ですから価格的にも高くはなっていますが、インクがリーズナブルなので、ランニングコストを考えると費用面でもメリットがあるかも知れません。
2.性能重視!ペーパーワーク多めに対応するモデル
ビジネスプリンタでは有名なOKIの製品、COREFIDO3「MC843dnwv」は、高性能なカラーレーザー複合機の中でも、リーズナブルな価格が魅力の一台です。
カラーレーザーは印刷物の仕上がりも良く、劣化や水濡れにも強いのが特徴ですから、高品位な印刷を求める場合にはうってつけ。
また、印刷速度も優れているので、この点でもメリットがあります。一回の工程で4色をプリントするシングルパス機能を搭載しているために、カラー・モノクロどちらも1分間に23枚のプリントアウトが可能です。最大給紙枚数は2170枚もあるので、膨大なペーパーワークが必要な職場に相応しいでしょう。
大手EPSONの「LP-M8170A」も、おすすめの一台です。これまで紹介してきたモデルよりも高価ではありますが、性能的には申し分なく、大規模な事業所でも対応可能と考えられます。
印刷速度は高速で、1分あたり32枚となっており、極めて効率的です。耐久面では90万枚まで耐えると言うのが謳い文句で、丈夫さも自慢のポイント。
もちろん、印刷物の仕上がりにも特徴があり、ポスターのプリントアウトにも使えるレベルです。他には、文書の電子化機能が搭載されているのも優れた点です。機能・品質重視で選ぶならば、チェックしておきたいモデルとなっています。
3.A3用紙対応のおすすめカラー複合機まとめ
A3用紙の印刷に対応している、カラー複合機のおすすめモデルを紹介してきました。今回は中でも、おすすめのモデルを取り上げているので、是非、チェックしてみて下さい。
A3用紙に対応する機種はバリエーションが増え、スモールサイズのモデルから、高品質なものまで登場しているので、要望に応じて選びやすくなっています。近年は、無線LAN接続が可能な機種が多くなっており、これらを用いれば配線をスッキリと出来るのはメリット。色々なポイントを吟味しながら、選んでいきましょう。