カラー複合機にはさまざまなメーカーや機種があり、機能もそれぞれ異なります。したがってオフィスで使用するカラー複合機を購入する際、どのようなことを基準にして購入したらよいか悩んでしまうことはないでしょうか。そこで今回はカラー複合機を選ぶポイントについて紹介します。
また、オフィスでカラー複合機を使用する場合にどのメーカーがおすすめなのかを、それぞれの特徴を踏まえて紹介していきますので、購入する際の参考にしてみて下さい。
目次
1.おすすめのカラー複合機を選ぶ際のポイントとは?
カラー複合機を選ぶ時にまず考えなければならないことは、搭載機能の種類です。カラー複合機には印刷機能の他にスキャナー機能やファクシミリ機能などさまざまな機能が付いています。
これらの機能を使いこなすためには、オフィスにおける使用目的をきちんと確認しなければなりません。ほとんど印刷機能しか使わないのであれば、カラー複合機ではなく、印刷機能のみのプリンターを選んでもいいでしょう。
次に考えるべき点は、印刷速度です。印刷速度は速ければ速いほど効率的に印刷することができますが、印刷速度が速い機種だと価格も高くなってしまいます。したがって、月間印刷枚数があまり多くない企業は印刷速度が遅めの機種を選んで導入コストを下げるのがおすすめです。逆に月間印刷枚数が多い企業は、仕事の効率性を考えて印刷速度が速い機種を選ぶようにしましょう。
カラー複合機を選ぶ際には、さらにカートリッジの消費速度も考えなければなりません。カラー複合機にはレーザー方式とインクジェット方式の機種がありますが、カートリッジの消費速度はそれぞれ異なります。インクジェット方式とレーザー方式を比べてみると、1カートリッジ当たりの印刷量ではレーザー方式の方が多く印刷することができます。
またモノクロ印刷をする際には、インクジェット方式だとカラーインクも消費してしまうので、モノクロ印刷をする機会が多い企業は注意が必要です。モノクロ印刷の方が多いのであれば、ランニングコストのことを考えてレーザー方式を選ぶのがおすすめです。
スキャナー機能を多く使用するのであれば、スキャン速度を確認してから選びましょう。スキャン速度は機種によってそれぞれ異なるので、頻繁にスキャナー機能を使用するならスキャン速度の速い機種を選ぶことが大切です。また、スキャナー機能を選ぶ際には読み取り可能なサイズはA4までかA3までかを確認しましょう。
A4サイズとA3サイズでは価格が大幅に変わるので、もしA3サイズを使う頻度が少ないのであれば、カラー複合機はA4のものを購入し、別にA3のスキャナー機を購入する方法もあります。
請求書や納品書など得意先へ渡す書類を出力する機会が多い場合は、耐水性の高い印刷物を出力できるレーザー方式のカラー複合機を選びましょう。レーザー方式を選ぶことによって万が一の水漏れ事故を防ぐことができるからです。
2.カラー複合機のおすすめはどれ?
おすすめのカラー複合機にNECのカラーレーザーがあります。NECのカラーレーザーの特徴は、本体価格が非常に安い点です。印刷速度もモノクロ・カラーで下位機種だと1分間に23枚、上位機種だと1分間に28枚なので高速であるといえます。
また内蔵メモリーも、512MBもあるので能力も高く、仕上がりは高画質です。両面機能も搭載しているのでビジネス用としておすすめの1台です。しかし本体サイズが大型なので、設置場所を確保してから購入するようにしましょう。純正トナーも他のメーカーに比べてやや割高です。
小型のカラー複合機を探しているならブラザーのカラーレーザーがおすすめです。本体は圧迫感のない高さなので、小さなオフィスで大きいカラー複合機を置くことができない場合に最適といえるでしょう。印刷速度もモノクロ・カラーで1分間に22枚で高速です。
内蔵メモリーも、128MBあり小型のカラー複合機なら十分であるといえます。印刷コスト面では、純正トナーを使用するとNECのカラーレーザーの下位機種と同程度ですが、リサイクルトナーを使用すればNECの下位機種よりコストパフォーマンスが良いです。さらにドラム単価も安いので、ランニングコストをなるべく抑えたい企業におすすめです。
3.まとめ
今回は、カラー複合機を選ぶ際のポイントとおすすめのカラー複合機について紹介しました。ご覧になって分かる通り、カラー複合機を選ぶ際には、搭載機能の種類や印刷速度、カートリッジの消費速度などを確認することがポイントになります。
また、スキャナー機能や耐水性が必要かどうかも確認することが大切です。おすすめのカラー複合機はNECのカラーレーザーですが、小さなオフィスにはブラザーのカラーレーザーがおすすめです。これらのことを参考にカラー複合機を選ぶのがいいでしょう。