いまや、企業だけではなく家庭においても存在感が増してきているもののひとつとして、カラー複合機があげられます。カラー複合機とは、コピーやプリンター、イメージスキャナー、ファクシミリ機能などを有してい、ひとつにまとめられている機器です。
各社から様々なカラー複合機が販売されており、それぞれに特徴が存在しています。このカラー複合機を購入する際に、どのような点に注目して購入するべきなのかを紹介していきます。
目次
1.カラー複合機を選ぶポイント
カラー複合機は、プリンターやコピー機能、スキャナ、ファクシミリ機能などといった様々な機能を有しており、この中のどの機能を充実させているかは、各会社の各機種によって異なります。
そして、それらの様々あるカラー複合機の機種の中で、どの機能を重視するかも、各企業・会社の業務内容がどのようなものかによって異なります。多くの人々が、カラー複合機を選ぶポイントとして多く挙げるものには、傾向があります。
まずひとつめが、印刷速度の速さです。
カラー複合機は、機種ごとに印刷速度にばらつきがあります。快適に使いたい場合には1分間に20枚ほどの印刷がされていることが好ましいですが、それよりも早く印刷されるものもあれば、仕上がりの美しさを優先して印刷速度が多少遅くても構わないという人もいるので、業務内容に照らして選ぶことがおすすめです。
次いで、自動両面印刷対応されているかどうかです。
対応していればトナーコストばかりではなく紙のコストの節約も可能となります。そして、保証年数も重要です。カラー複合機は、おおよその場合は出張修理となるので、修理派遣の料金が高くつきます。このことから保証年数は重要となります。
多くのポイントがありますが、最も重要視されることが多いものが、印刷コスト面を抑えることができるかどうかです。カラー印刷はモノクロに比べて見やすいですが、非常に印刷にかかるコストが高くなります。
これはインクジェットなのかレーザーなのかにもよって変わります。たくさんカラー印刷をしたいという場合には、カラーのランニングコストにも注意してカラー複合機を選ぶことが重要です。
2.印刷コスト面でのおすすめカラー複合機
カラー複合機を選ぶポイントのひとつである印刷コスト面からみて、おすすめのカラー複合機を幾つか紹介していきます。
カラー複合機を製作販売している会社の中で、印刷コスト面でおすすめされるのはエプソンです。エプソンと言えば美しい写真の印刷で知られている会社であり、明るく自然な仕上がりが特徴的です。これに加えて、大容量エコタンクを採用して印刷コストを大幅に下げることができるインクコストシリーズが展開されています。
A4モデルやA3モデルなども販売され、ランナップが充実してきています。2017年のエプソンのカラリオシリーズのモデルである「カラリオ EP-880A」はそのうちのひとつです。2016年に大幅にコンパクトになった「EP-879A」とボディサイズや基本性能はほとんど変わらないにもかかわらず、タッチパネルモニターが大型化しています。
また、「EW-M571T」は印刷コスト面で非常に優れた機種です。大容量エコタンクを採用しており、低インクコストを実現した、A4対応のインクジェットプリンターです。カラー印刷が高精密で美しいにもかかわらず、A4一枚の印刷に0.9円と非常に印刷コスト面が非常にお得となっています。1階のインク交換でおよそ6000枚の印刷が可能な点も、手間がかからずにおすすめと言える点のひとつです。
コンパクトサイズで、かつ印刷コスト面を抑えたカラー複合機が欲しいという人に対しては、ブラザーのカラーレーザーFAX複合機MFC-9340CDWがおすすめです。こちらのカラー複合機は、家庭でも使用できるサイズのものであり、SOHOや個人事業主に人気の機種であり、事務所内に大きなカラー複合機を置きたくないという場合には特におすすめとなります。
ブラザーはカラー複合機としてはあまり知られていませんが、世界中でコンパクトサイズのカラー複合機をリーズナブルな価格で展開している企業です。価格が安いうえで、コンパクトサイズ、印刷速度も速いといったスペックが充実していることがポイントとなっています。
中小企業や大企業におすすめのカラー複合機は、キャノンのカラーレーザー複合機MF733Cdwです。ブラザーのプリンターと比較すればコンパクトではありませんが、高速で高耐久を実現しています。印刷方法が特殊であり、省エネ構造となっています。
3. まとめ
カラー複合機には様々な機能が付随していますが、選ぶ際には印刷コスト面を考えることは外すことができません。印刷速度や自動両面印刷機能、保証年数もコストを抑えるためには重要なポイントですが、長く使い続けるうえでは、印刷コスト面を抑えることが重要なポイントです。
企業規模に合わせて、また業務内容にも併せて様々なカラー複合機の中から、最適な機能を持っているカラー複合機を選ぶことが必要です。企業の特徴を踏まえたうえで、最適な機種を選んでください。
